難易度表記について

[leafirby]

現状は☆1~☆6までの11段階にAtCの11色が振り分けられているが，実際の難易度対応としては
y a
1.0 easy(黒)
1.5 灰
2.0 茶
2.5 緑
3.0 水
3.5 青
4.0 黄
4.5 橙
5.0 赤
5.5 銀冠
6.0 金冠
な気がしていて(yukicoderのhelp参照)，難易度対応を1段階ずらした方が(大まかな難易度が分かり易いので)いいのでないか
という提案です．

[iilj]

ご意見ありがとうございます．

問題レベルの★に塗られた色と AtCoder 基準の色との間に差がありそうという話は，Twitterなどで何度か目にしているので，気にしている人はそれなりにいそうです．そういう点では，何かしら対応が取れればよいなあ，というのは同感です．となると，問題としては以下の2段階あるのではないかと思います．

• yukicoder Problems の★と AtCoder Problems の difficulty とで，同一難易度の問題に同一の色が塗られるべきか
  • 場合によっては「yukicoder Problems の★の色は AtCoder Problems の difficulty とは一致していません」と公言してしまうのもありだと思っています．
• 仮に難易度⇔色の対応を AtC に合わせるとして，どの★にどの色を塗るべきか
  • ここについては，かなり議論があるのではないかと思っています．
  • この点に関しては色々と異なる意見を目にしてきたので，納得感のある色対応を決めるとなると，最終的にはきちんと統計を取って尤もらしい色対応を導出する必要があると考えています．たとえば，yukicoder⇔AtC のユーザ対応が得られれば，問題ごとに AtCoder 基準の仮想 difficulty が計算可能なので，これをもとに★⇔difficulty の対応を作成可能です．

[iilj]

Twitter 上で見つかった意見

サマフさんはTwitterを使っています 「D問題これが★2.5って本当かな・・。90人以上解いてるからそこまでではないのかもしれないけど、★3はあってほしい気もする。 まあそもそもyukicoder problemsとAtCoder Problemsの色を比べたら、1色くらい違う感じもしなくもないかな。yukicoderの★2はだいたいAtCoderの緑diffより難しいと思う。」 / Twitter

yukicoder problemsとAtCoder Problemsの色を比べたら、1色くらい違う感じもしなくもないかな。yukicoderの★2はだいたいAtCoderの緑diffより難しいと思う。

optさんはTwitterを使っています 「yukicoder の星の数と AtCoder の diff の関係、yukicoder の難易度表を見ると ★1〜1.5: 灰 ★2: 茶 ★2.5: 緑 ★3: 水 ★3.5: 青 ★4: 黄 ★4.5: 橙 くらいに見えるけどどうだろう (yukicoder の方が全体的に知識・典型寄りなので一概に言いにくいけど)。 (実際は上とは★0.5個くらいズレてそう)」 / Twitter

yukicoder の難易度表を見ると
★1〜1.5: 灰
★2: 茶
★2.5: 緑
★3: 水
★3.5: 青
★4: 黄
★4.5: 橙
くらいに見えるけどどうだろう (yukicoder の方が全体的に知識・典型寄りなので一概に言いにくいけど)。
(実際は上とは★0.5個くらいズレてそう)

tomoronさんはTwitterを使っています 「yukicoderの星とatcoderのdiffとの対応関係、体感的には ・星1→灰下位〜灰中位diff ・星1.5→灰上位〜茶下位diff ・星2→茶中位〜上位diff ・星2.5→緑下位〜中位diff ・星3→緑上位〜わからんdiff という感じがする」 / Twitter

体感的には
・星1→灰下位〜灰中位diff
・星1.5→灰上位〜茶下位diff
・星2→茶中位〜上位diff
・星2.5→緑下位〜中位diff
・星3→緑上位〜わからんdiff

[iilj]

yukicoder⇔AtC のユーザ対応が得られれば，問題ごとに AtCoder 基準の仮想 difficulty が計算可能

この点に関連して，yukicoder contest 238 で difficulty を計算した方がいましたので掲載します．
GanmodokixさんはTwitterを使っています 「yukicoder #238 AtCoder換算Difficulty A: 0 B: 0 C: 1619 D: 2440 E: 2089 レート引っ張ってきてロジスティック回帰にぶち込んだだけで内部レートとか使ってはいないので目安程度に」 / Twitter

yukicoder contest 238 は 1.0 - 1.5 - 2.5 - 4.0 - 3.0 というセットなので，これを基にするのであれば，対応は以下のようになります．

• 1.0 = 灰
• 1.5 = 灰
• 2.5 = 青
• 3.0 = 黄
• 4.0 = 橙

[leafirby]

☆に関しては今はかなりインフレしているので，初期の問題からとってくるべきだと思います．
yukiさんに難易度の付け方をもう少し明確化してもらうなど(現状はアルゴリズム主体の難易度評価なので)しない限りはかなり難しい話ですね....

[leafirby]

初期の問題というか，初期からいたwriterの問題を参考にするとか

[iilj]

writer 歴が長くて★を付けるのに慣れている人のほうが，適切な難易度を割り振っているというのはありそうですね．
その手の問題に重みを置いて difficulty 推定を流してみるというのは現実的な気がしてきました．

[iilj]

メモ：difficulty 推定を行う場合にやること

• yukicoder 順位表（AtC 形式）をクロール
• 同一IDの AtC ユーザが存在する場合，同一ユーザとして紐付ける
• ユーザページをクロール→連携 Twitter アカウントが AtC でも登録されている場合，ユーザの紐付けを行う
• 紐付けられた AtC ユーザのコンテスト成績をクロール
• yuki コンテスト参加時点の各ユーザの内部レートを用いて，difficulty を最尤推定する
• ★⇔difficulty の尤もらしい対応を求める

その他雑感

• 信頼度の高そうな difficulty 値が計算可能なら，それをそのまま表示可能にするのもアリ
  • ただしコンテスト外の単発問題，Open コンテストの問題は difficulty 推定不能である点に留意する必要あり
• それなりに多くのユーザから★⇔difficulty 対応の提案があれば，difficulty 推定するまでもないかもしれません
  • が，そうでないのであれば，最も尤もらしい色は，計算で求めた difficulty に紐づく色ということになります

[leafirby]

ですね，No:1~100の問題のwriterを列挙してみると
yuki2006
nmnmnmnmnmnmnm
なお
kroton
LayCurse
scache
yoza
sugim48
shimomire
kmjp
リチウム
is_eri23
ciel
です

[leafirby]

https://yukicoder.me/help

[iilj]

試験的に，difficulty 推定の結果を problems 上で表示できるようにしてみました．
ちょっとこれで様子を見てみたいです．

[iilj]

difficulty <-> level の相関については，これから調べます．
特に No.1〜100 の writer に対応する問題は，個別で相関を出します．
ABC など一通り落ち着いたらやります．

[iilj]

difficulty <-> level の相関を出してみました．いずれも ★0.5個≒1色分 という関係が成り立っています．

No:1~100の問題の writer に絞った結果

実際のところ，yukicoder 初期の任意の問題は AtCoder レートと紐付けて Difficulty を計算するには順位表情報が足りません．したがって，下図は No:1~100 の writer が作問した No.300 以降あたりの問題しかプロットされていません．

全問題の結果

考えていること

• Difficulty の推定値が尤もらしいという仮定の下では，★1.0=灰，★1.5=茶，…という現状の色対応は，それほど的外れではないといえます．
• Difficulty の推定値がユーザの感覚よりも高めに出るのは，最大戦力を発揮せずにゆるふわな姿勢で参加するコンテスタントが一定数いることに起因すると考えられます．
• 「AtCoder で発揮される実力と，yukicoder で発揮される実力の差分がどれくらいか」という問題が解ければ，尤もらしい色対応が求まる，ということになります．
  • 新推定 Difficulty = 現推定 Difficulty - (実力差分)，というような計算ができるとよさそうです．