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Windowsサンドボックス
ネットからダウンロードしてきた怪しいソフト(TVerRec)を使うのがためらわれるという方や、万が一にもローカル環境を絶対に壊されたくないという方のために、TVerRecではWindows SandBox上での動作をサポートしています。
- Windowsサンドボックスとは
- TVerRecで構築するWindowsサンドボックス環境
- TVerRecのWindowsサンドボックスでの動作手順
- Windowsサンドボックスの日本語化
Windows10/11のProエディション以上で使える使い捨ての実験環境です。 サンドボックス内で実行されたアプリケーションは、サンドボックスを動作させているPC(ホストPC)から切り離されて実行されるため、安心して様々なアプリケーションのテストなどを試すことができます。 他の仮想化ソリューションと違い、Windowsのライセンスを別途用意する必要はありませんが、サンドボックスを閉じると毎回環境が削除されます。
Windowsサンドボックスが使える要件などの詳細は詳細はこちらを参照してください。
TVerRecで標準で用意しているWindowsサンドボックスの構成ファイルは以下のようになっています。(内容が古い可能性があるので、最新版はこちらをご確認ください)
メモリは2GBの設定、仮想GPUを有効化し、クリップボード同期を設定済みです。
ダウンロード(または git clone
)したTVerRecのフォルダをサンドボックスのデスクトップ上にマウント共有しており、TVerRecのフォルダ配下のみホストPCと共有された状態です。
メモリは2GBでも十分に動作すると思いますが、必要に応じて変更していただくことも可能です。他のフォルダを追加でサンドボックスと共有することもできます。(例えばダウンロードフォルダなど)
<Configuration Name="TVerRec">
<MemoryInMB>2048</MemoryInMB>
<vGPU>Enable</vGPU>
<Networking>Default</Networking>
<ClipboardRedirection>Default</ClipboardRedirection>
<MappedFolders>
<MappedFolder>
<HostFolder>..\..\</HostFolder>
<SandboxFolder>C:\Users\WDAGUtilityAccount\Desktop\TVerRec</SandboxFolder>
</MappedFolder>
</MappedFolders>
<LogonCommand>
<Command>C:\Users\WDAGUtilityAccount\Desktop\TVerRec\resources\wsb\setup\setup.cmd</Command>
</LogonCommand>
</Configuration>
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TVerRecフォルダ配下の
resources\wsb
フォルダを開く -
TVerRec.wsb
を開く以下のようなウィンドウが開きます。
TVerRec.wsb
を開く際に以下のようなダイアログが出る場合は、ダウンロードしたzipファイルの設定を変更したうえで再度zipファイルを展開する必要があります。 (これをやらないと手順の3番目以降が実行できません)ダウンロードしたzipファイルを右クリックし
プロパティ
をクリックすると、以下のようなダイアログが表示されます。 表示されたダイアログの一番下にあるチェックボックス(セキュリティ:
欄の許可する(K)
)にチェックを入れてOK
をクリックしてください。 その後、再度zipを展開して手順の1番目からやり直してください。 -
サンドボックスの起動完了を待機
デスクトップに
PowerShellインストール
と日本語化
のショートカットが出てきたらサンドボックスの起動完了です。 -
PowerShellをインストール
サンドボックス環境はまっさらのWindowsのため、PowerShellCoreがインストールされていません。 デスクトップ上の
PowerShellインストール
を実行することで、PowerShellCoreをインストールすることができます。(その時点の最新のPowerShellCoreがインストールされます。)PowerShellCoreをインストールするためにWinGetを使っています。WindowsサンドボックスにはWinGetがインストールされていないため、まずはWinGetをダウンロードしてインストールします。 WinGetはダウンロードサイズが300MBほどあるので、ダウンロードするには数分から十数分かかります。
以下のダイアログが出たらPowerShellのインストールが完了した状態です。
OK
をクリックするとコマンドプロンプトが閉じ、TVerRecのフォルダが開きます。PowerShellCoreのインストールが完了するまで全体で30分程度かかることもあります。
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TVerRecの起動
開いたフォルダの
TVerRec
をダブルクリックして実行します。以降の操作はホストPC上でのTVeRecと同様です。ただし、デスクトップ上の
TVerRec
フォルダ以外はホストPCとは共有されていませんので、ダウンロード後の動画をホストPCに移動するにはTVerRec
フォルダ配下を使用するか、別のフォルダ共有を構成ファイルに追加してください。 例として、ホストPCのD:\download
をサンドボックスのデスクトップ上のdownload
フォルダにマッピングするには以下のように構成ファイルを変更します、<MappedFolders> <MappedFolder> <HostFolder>..\..\</HostFolder> <SandboxFolder>C:\Users\WDAGUtilityAccount\Desktop\TVerRec</SandboxFolder> </MappedFolder> <MappedFolder> <HostFolder>D:\download</HostFolder> <SandboxFolder>C:\Users\WDAGUtilityAccount\Desktop\download</SandboxFolder> </MappedFolder> </MappedFolders>
Windowsサンドボックスは、Windows10や一部の古いWindows11上ではホストOSの言語設定に関わらず英語で起動します。
Windows10/11でサンドボックスを日本語化するにはデスクトップ上の日本語化
をダブルクリックしてください。
日本語化設定をした後にはWindowsサンドボックスを再起動する必要があります。(一部の古いWindows10では再起動時に設定がリセットされ本手順では日本語化できないことがあります。)
以下のようにダイアログが表示されますので、OK
を押してサンドボックスを再起動してください。
再起動後には以下のようにサンドボックスが日本語化されます。(違いがわかりにくいですが、検索ボックスが日本語になっています)
- Home
- 主な機能
- PowerShellのインストール
- TVerRecの使い方
- 初期設定・環境設定の方法
- ダウンロード対象番組の設定
- ダウンロード対象外番組の設定
- 高度な設定
- Dockerコンテナ
- Windowsサンドボックス
TVer APIリファレンス
- API の種別による分類
- トークンが不要な API
- トークンが必要な API
- 静的な情報取得
- 取得できる情報の種別による分類