Amalgamation

Branchesのとおり、masterにはyalibnkf_amalgamated.cという自動生成されたファイルを置いています。

これは、clibというC言語用のパッケージマネージャでの扱いを単純にするためです(mattn さんの紹介記事)。

clibはフラットにファイルを取り込んでしまうため、#include "nkf/nkf.c"のようなディレクトリを使った構成ができません。かといってこのためだけにユーザにビルド手順を複雑化させてもらいたくありません。

そのため、amalgamatorという部分的に#includeだけを実行するプリプロセッサもどきを作りました。あらかじめこれを実行しておけば、Cファイルは1つだけですみます。

アマルガメーション(amalgamation, 合金化)の語はSQLiteの配布形態の用語を借りました。

これによって、yalibnkfは以下の3つの手順だけで利用できるようになっています。

• yalibnkf.hとyalibnkf_amalgamated.cをソースツリーに取り込む
• yalibnkf.hにINCLUDEパスを通す
• yalibnkf_amalgamated.cをコンパイル対象に含める